ムーンライトが伝える米国格差…

皆さんこんにちは!

久しぶりのブログ更新です!今年初書きです。

 昨日はアマゾンからムーンライトのコレクターズエディションブルーレイが届きました!

 

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さて、本年度(2017)第89回アカデミー賞で作品賞に輝いた「ムーンライト」を独自の視点から詳しく解説していきたいと思います。

 

今年のアカデミー賞は政治色が強く反映され、とても滑稽な授賞式になったな〜と言えるでしょう。

 

正直本作はサンダンス映画祭で観客賞受賞して万々歳止まりの作品で良かったんじゃないかと個人的には思ってます。

何故ならサンダンスやトロントは観客が作品を選ぶからです。

観客は一般人です。なのでムーンライトに関して言うなら貧困層を描いているので、貧困を味わった事や市民生活を十分に分かっている観客が選べば、映画の本質を見抜き訴えかけられるからです。要するに金持ちの審査員やハリウッドスターなどが貧困層を描いた作品に対して、素晴らしいとか言ってるのは嘘です。金持ちが貧困層の気持ちなんてわかるはずがありません。

 

よってオスカー受賞理解不能とバッサリ言いますが皆さんはどう見ていますかね…

 

また本作はブラピの製作会社プランBが製作しています。ブラッドピッドにどれ程の権力があるかは分からないのですが、過去の製作作品を見て見ますと「それでも夜は明ける」そして本作ムーンライトも黒人関連の作品が受賞する度にブラピの製作会社が絡むのが違和感が少なからず私にはあります。

 

 

 ムーンライトの物語は

リトル、シャロン、ブラックの三部構成で展開される映画です。

 

本作はタレル アルヴィンマクレイニー原案に監督バリージェンキンスが映画化したものです。

 

因みに脚本も2人が共同してます。

 

やはりオスカーパワーは凄くて、こんな静かな映画が制作費150万ドルに対し興行収入が2510万ドルです。

撮影はフロリダ州マイアミで撮影されました。

マイアミにはキューバ革命期に国外脱出したキューバ人が多く住んでいる。

なので売人役のフアンがキューバ系アフリカ人役となっているのです。

なのでマイアミは南米出身者の人口が多く5割近くを占めていて更にマイアミの治安は全米でも最も犯罪発生率が高い地域で5番目に危ない場所とされています。

原因としては中南米系の貧困者や難民が大量に流れ政情不安、さらに中南米産の麻薬密輸入の拠点がここにあるからです。

本作ムーンライトを見るととてもわかります! 

 

なのでアメリカのドラマ、デクスターはマイアミを舞台にしているためキャストにキューバ系が多かったりします。

ちなみにマイアミを舞台にしている映画で1番好きなのはアル・パチーノ主演のスカーフェイスです。

 

本作で取り扱っているドラックはクラックコカインと言うものです。

クラックコカインにした理由の1つに昔アメリカでとても流行った言葉があります。それはクラックベビーと言う言葉です。

 

何かといいますとクラックコカインを妊娠中の女性が使用し、後に生まれる子供がコカイン漬けの赤ちゃんと言う意味合いからクラックベビーと言うあだ名的なものが生まれたのです。

では全編25日間で撮影されたムーンライトの解説を詳しくいたします。

 

 

 

因みにネタバレがありますので注意を!

 

 

 

物語はいじめっ子に追われ廃墟に身を隠し怯えているリトルを偶然見かけた麻薬の売人フアンが見つけ家に連れて帰るシーンから始まります。

この時リトルは全くと話をしようとしない!それを見かねたフアンが嫁テレサを家から連れて行き車の助手席に乗っているリトルにテレサが話をかけます。

 

そして徐々にフアン宅の中へ入りひとことふたことだが会話をし始める。

 

次のシーンで白人層には絶対的に見られない光景が映る。黒人の少年数十人たちが大きな芝生でサッカーをするシーンが出てくるがそのサッカーボールは新聞紙で包まれ作られたサッカーボールでそんでいる場面だ。

そしてマイアミにある海の浜辺でフアンとリトルが座り込みフアンがアフリカの文化を伝える!

 

黒人は世界で初めて生まれた人種だなど言う。

そしてリトルをリトル家に送り返し、初めてフアンとリトルの母(ナオミハリス) と対面する。

 

そしていくつかのシーンがあり次のシーンで

リトルがフアン宅でフアンにオカマって何?と聞く!

それに対してフアンがの言葉はゲイの奴らに不快感を与える言葉だと教える。

 

次のシーンで

ナオミハリス演じるリトルの母ポーラがフアンの縄張りで車の中で男と一緒にいる所を見かける。

フアンは薬に溺れているポーラを見て怒鳴りつける! それに対してポーラがあんたが私に薬を売っているんでしょう!偉そうなこと言うんじゃないよ的なことを言い放つ。

個人的にこんな論破の仕方があるだなと感じた。

 

そして、いくつかのシーンがあり

 

リトルがフアンに薬を売っているの?僕のお母さんは薬をやっているんでしょう?と聞き、フアンは  ああそうだやっていると答える。

とても申し訳なさそうな表情をする。

次のシーンで
学校のテレルと言う不良に揶揄われるシーンから始まる。


次のシーンでシャロンの親友とされるケビンが現れる。たわいも無い会話が進み次のシーンへ。


学校から帰るシャロンに対し家で待っている母親がシャロンに今日は友達(麻薬仲間)が来るから家にいないでくれと息子を追い出し始める。


そしてシャロンはフアンの家に行きフアンの嫁テレサに料理を作ってもらい、ご飯を食べ今日1日の出来事を話し始める。


そしてシャロンの癖で下を向きながら、人との会話に接する彼の対応にテレサが注意する。この家では愛とプライドが大切だと!


そしてシャロンテレサの家で一泊する。


ここに泊まるんだったらベットメイキングのコツを覚えないとねと笑いながらシャロント語り始めるテレサ


そしてシャロンは寝る。

次のシーンで海の音が聞こえながらシャロンは暗闇の外へと歩き出す!


そこで親友のケビンが女とセックスしている後ろ姿を見る。ケビンがシャロンに話しかける。

その途端ケビンはベッドから目覚める(夢だった)

そしてケビンが学校に向かう途中で母親と会う。

鍵を忘れて家に入れないから家を開けてくれとケビンに頼む!

だが家は鍵などしまっていない。

薬を買うために金が必要のポーラはシャロンに金が必要だから金を私に渡してくれと怒鳴り始める。

その哀れな母親を見たシャロンは辛い表情をし、俺が金を持ってるわけないだろと言う!

それに対して母親はあのテレサから何も金をもらっていないのか?お前の母親面をしているあの女からと…罵声を浴びせる。

 

そして無理矢理シャロンのリュックサックから財布を取り金を盗む!

そしてケビンは嫌気をさし学校へ向かう。
そして学校の授業で白血球の話をするシーンに移り変わり、また数秒後にシャロンが学校から帰宅するシーンに変わりいじめっ子のテレルと遭遇する。


そこでテレルはシャロンの嫌がる言葉を言いシャロンがテレル憤慨しに掴みかかる!


テレルはシャロンを祓い、オカマ野郎オカマ野郎ジーンズがピチピチだなどゲイに向けられる差別的用語で罵声を浴びせシャロンを思いっきり馬鹿にする!


散々馬鹿にしたテレルはその場から立ち去りシャロン1人の描に変わる!


空も暗くなり夜になった街をシャロンがひとりでいるシーンがバスの中や電車の中、そして駅のホームなので映される。

私はこのシーンで非常に独特な感動を味わった。


シャロンは駅近くのベンチに腰を落とし1人で物事を考えている!

家に帰ってもジャンキーな母親がいるだけ。

学校に行ってもいじめっ子達にゲイだと馬鹿にされるだけ。そういった彼が行った場所は浜辺。


その浜辺で親友とされるケビンと遭遇し浜辺に座り込み、若者らしい会話が始まる。


そこでケビンがいつもシャロンに対してブラックと呼んでいることにシャロンがなぜいつも俺のことをブラックと呼ぶのか質問をする!


それに対し俺がつけたあだ名だとシンプルに答えるケビン。


そして葉っぱを吸い始めたケビンがシャロンマリファナをすすめる。シャロンが一服し始め2人で笑いながらトークが始まる。

 

そこで雰囲気が良くなり、ケビンとシャロンはキスをする。


そしてケビンがそっとシャロンのジーンズのベルトを外し始め、砂にまみれながら愛し合い始める。

 

次のシーンではケビンが運転する車の中に移り変わる。

そこでケビンがシャロンに対しあ〜言う事をした事はあるか?と尋ねシャロンは黙りながら首を横に振る。そしてシャロンは車から降りケビンと握手し、じゃあまたなと答えその場を立ち去る。


そして夜明かりに照らされシャロンが夜道を歩き自分の家へと帰っていく。

 

個人的この夜道を歩く数秒のシーン好きだった。


家のソファーで眠っている母にブランケットをかけようとする。そこで母親が目を覚ましこっちへ来てと言い母さんのこと嫌いだろうとシャロンに尋ねる。

そして母親はお前はたった1人のたった1人の…と呟く感じで話、再度寝てしまう。

 

次のシーンで学校のランチルームに移り変わる。

シャロンがケビンが1人で食事をしている姿を見かけ歩み寄ろうとするが学校のいじめっ子テレルがケビンに近づき会話をし始める。それを見かけたシャロンはその違う席へと座る。


いじめっ子はケビンに対し、昔やっていたあのゲーム最近やってないよなと話を持ちかける。そのゲームとは誰か1人をボコボコにすると言うゲームの内容だった。

ケビンは嫌ながらもやってもいいがお前が全部責任を取れよとテレルに言い、暴力なゲームの了承を得る。


そのゲームの相手はシャロンで、学校の外でテレルとその不良仲間達ががケビンに対しシャロンを殴れよっと言う。黒人の生徒だけが映る空間でシャロンが囲まれケビンは嫌々ながらも殴る。


このゲームは殴られている相手が地面に倒れたままだと殴る相手はもう殴るのをやめるルールらしいのだが、シャロンは立ち上がり何度もケビンに殴られる。ケビンはシャロンに対し立ち上がるなと言うが、シャロンはそれを拒否し立ち上がる!それに対しケビンは涙目を見せながらなんで立ち上がるんだと小声でシャロンに言う。そしてまた再度殴られシャロンが地面に転ぶとテレルとその仲間数人がシャロンを囲んで蹴り始める。


次のシーンでアザだらけのシャロンと学校の教員との会話の描に変わる!そしてその後、シャロンが学校に向かうシーンにうつりかわり黙ったままのシャロンは自分のクラスに向かい、クラスにある椅子を手に持ちテレルを思いっきり背後から殴る。

それに対しいテレルは床に倒れ気絶一歩までな状態になる。

 

その場面を見た黒人の教員がシャロンを押さえつける!複数生徒も参加。

 

そして黒人の女性警察官の多分キューバ系の男性警官2人がシャロンをパトカーに乗せ連行する!

 

それを外で見ているケビンの表情が映る。


シャロンはパトカーの窓越しから自分を見ているケビンを睨み付けるような表情で見る!


次のシーンで母親がこっち見ないでと怒鳴る。シャロンがぱっと目を覚ましこれがまた夢だった!

そのシーンからシャロンはブラックと言う大人の物語へと変わり最終章三部目に移り変わる!


三部目からいよいよアメリカのブラックムービーらしくなってくる!ヒップホップが流れる高級車に乗っているブラック。

ブラックの職業は麻薬の売人である。

電話に残された施設にいる母親からの留守電を聞くブラック。

さらに


ある日ブラックの携帯に電話がかかる。その電話の相手は自分が高校時代に殴られた親友だったケビンからで久々に会ってみないかと言う話を持ちかけられる!


ケビンは電話越しで昔俺がした事を謝りたいと言う。


そして次のシーンで施設に入った母親の所へ面会をしに行くためアトランタからジョージアへ向かう車のシーンになる。

そこで昔の話を施設の庭で2人でする。


次のシーンで大自然に大きな道を車で走るブラックの姿をラテンチックな音楽を背景に映る!

そしてブラックは親友だった…ケビンの経営しているレストランへ足を運ぶ!


そしてそっとケビンのレストランへ足を運ぶブラック。店のカウンター席に座りケビンがお待たせしましたブラックに言う。そこでケビンが初めてシャロンと気づく。ケビンはシャロンのためにシェフのおすすめ料理を作るから少し待っててくれと言い、厨房の中に入りシャロンのために渾身の料理を作り始める!

そして数分後にケビンがシェフのオススメをシャロンに食べて貰う。

その時にカウンターから4人掛け席へと移り変わる!ケビンは何を飲むと効くがシャロンは酒は飲まないと言う。ブラックはケビンが作った料理を見てお前キューバ人かよ!と微笑みながら言う。

ケビンはあー厨房の中ではな!と笑いながら答える。ケビンは久々に出会ったのだから酒1杯は付き合ってもらうぞ!と言い奥からワインを席に持ってきて2人で乾杯し飲み始める!


そして昔話が始まる。このシーンで豆粒をテーブルに落としたブラックが豆粒を拾い口に入れる!

このシーンで個人的に思ったのが貧困層特有の食べ物を大切にする精神が金持ちになった今でも抜ききれていない切なさを感じた。


ケビンが昔話を交えながらお前今何の仕事をしていると尋ねる!ブラックは正直に?と言うケビンはあー正直に!と言いブラックが仕事の内容を言い始める!高校の時にあいつ(テレル)を殴って、そのままアトランタの刑務所に入って刑務所で出会った売人に鍛え上げられ売人になったとケビンに伝える!その話を聞いたケビンがシャロン…どうしたお前らしくないじゃないかとびっくりした表情で答える。

そしてブラックは何で俺に電話したんだとケビンに言う。最近お前に似た奴がレストランに来て久々に話したくなったと答える。そしてレストランにあるジュークボックスから音楽をケビンが流し始める。そして2人が静かに見つめ合うシーンが数秒続く!

そして2人は店を出て駐車場へと歩き始める。
駐車場に止まってるブラックの高級車を見てケビンがこれお前の?売人って言う話はマジか!と言う。


そして車の中でマイアミの最悪の情勢を話すケビンとブラック。
そして2人はケビンの家向かう。そこでケビンはブラックにお前は一体誰だ?と問いかける。ブラックは俺は俺だと言う!ケビンは思っていたシャロンとはあまりにも違いすぎて少し困惑していると言う。

そして長々と話が続きブラックがケビンに俺に触れたのはお前だけだ後にも先にもなと言う。

そして次のシーンでブラックがケビンに頭を寄せケビンがブラックの頭を優しく撫でる姿に変わる!

そしてその数秒後に月明かりに照らされたリトルの後ろ姿が映り、リトルが後ろを振り向くシーンで物語が終わる。

この映画を一言で言うならば感情のアンサンブル。

 

作品に関しては想像以上にアメリカ映画らしくなく、極力音楽を使わず静寂を保ち、そこにリアリティがある。

黒人の肌の色を美しく見せる蛍光(光)と細かい描写は素晴らしい。

なので前半はカンヌ出品向け(パトロネージされてる様な)映画を観ている様な感じがしましたね。

所が後半はバリバリのヒップホップが流れ拳銃、金ピカの歯やネックレス、金の腕時計が写り、これぞアメリカ映画におけるブラックムービーだと思えてきて賑やかになります。

 

本作は貧困層の行く末を描きつつ芸術性にも長けた作品です。

 

麻薬の売人になり金を持ってもレストランで豆粒を落としてもそれを食べるシーンをみて貧困層に生まれた主人公のDNAに組み込まれた物を大切にすると言う気持ちが伝わります。

 

それに出演者の役者たちの芝居に力が入っていていい絶句する。

エマストーンにオスカー与えてる場合じゃないと思いましたね。

何故なら自分のキャリアを危うくしてでもステレオタイプな黒人女性を演じたナオミハリスのデメリットを評価に加え尚且つナオミハリスの芝居を見ればエマとの差は遥かに違います。

あくまでも私の意見です。

よってデンゼルワシントン監督のフェンスで嫁役を演じたヴィオラを主演女優で受賞させ、助演女優をナオミハリスに位置付けるのが良かったのに…と思いました。

 

そもそもヴィオラは2012年の、それこそエマストーン主演の「ヘルプ 心をつなぐストーリー」で主演女優賞を受賞するべきでした。ヘルプでは同じく黒人女優オクタヴィアスペンサーが受賞しました。

その年の主演女優賞はマーガレットサッチャーを演じたメリルストリープです。

当時アメリカの各メディアはアカデミー賞始まって以来のアフリカ系役者が主演、助演でダブル受賞するなど騒いでいました。

映画専門チャンネルや雑誌等でも、一部シネフィルからも囁かれていたそうです。

ですが結果は白人であるメリルストリープが受賞。こう言った差別的な話は後ほど詳しく解説するとして、ムーンライトの話に戻ります。

 

本作品ムーンライトに関しては、あまり文句をつける要素はなかったと感じられます。

 

なぜなら今現在進行形で行われている問題に対し牽制しているからです。

 

実はアメリカのジョージア州フルトン群のサンディスプリングスが 2005年に独立をしたのです。

 

ちなみにフルトン群は今から20年前にアトランタでオリンピックが行われた場所になります

 

 

なぜ独立をしたかといいますと、ジョージア州では貧富の差がとても激しい州です。

よって貧困層地域にばかり警察官が構うので富裕層側の人々が私たちの税金を貧困層にしか使っていないと怒り始めたのがきっかけで、金持ち連中の税金は金持ちが自由に使う様にしようと、独立させる運動が活発に この頃なったのです。こうして南側は犯罪が多い無法地帯になり北側は安全な富裕層地帯になったのです。

 

 

そして最初にサンディスプリングスが独立をいたします。

その結果周りの地域の高額所得者の地域が次々に独立を始めていきました。

翌年2006年にはジョンズクリーク市、ミルトン市が独立をします。

さらに、もう翌年 2007年にはチャタフーチーヒルズ市が独立をする。

そしてフルトン群とは別の群、グイネットとディカーブ群で独立ドミノが始まります。

 

2008年にはダンウッディ市。 2012年にはブルックヘブン市。同じくピーチツリーコーナーズ市が独立を致します。2016年にはタッカー市が

独立。

こうした富裕層の独立が次から次えと起こり、ますます格差社会が激しさを増したのです! 

 

そして私が先ほどムーンライトは牽制していると言ったのは実は去年からフロリダでも富裕層による独立運動が活発的になっているのです。皆さんご存知のようにマイアミはフロリダ州にあります。

ムーンライトの舞台はマイアミ貧困地区です。

 

 

その中でもマイアミは重要都市ですが、貧困がとてもひどい現状があります。

こういったことからフロリダで次から次えと富裕層による独立が始まってしまうとマイアミのように貧困なところは、ますます貧困になってしまうと言うメッセージ性を牽制と言う形で感じました。これはあくまでも私個人の意見です。

 

これはフランスの経済学者トマピケティが書いた格差論の21世紀の資本を読めばわかることです。

ちなみにアメリカは1100億円以上を持っているビリオネアが 30人いるとされています。

世界では1,810人いると言われています。

そういった億万長者は税金逃れのために、皆さんもいちどは聞いたことがあるとは思いますがタックスヘイブンと言うものを行っています。

日本語では租税回避地と言われている。

 

更に富裕層はトリクルダウン理論と言うものを信じています。

これは富裕層がさらに富裕層になる経済活動が活発化する事で低所得の貧困者にも富が浸透し利益が分配される理論のことです。

こんな理論は大嘘です。

 

 

こういった富裕層が弱者からとことん金を奪う仕組みを打破するには累進課税しかないと思います。

それか戦争をし富裕層の財産を全て吹き飛ばしこの世からなくす方法しかありません。

 

皆さんもご存知の通り貧困には2つの概念があります。相対的貧困絶対的貧困です。

 

本作ムーンライトでは相対的貧困を描いています。

 

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そもそもアメリカの貧困は凄まじい。

大学卒の中流階級が飢える時代に入り水や電気等のライフラインを止められ食料配給権を使う羽目になる。

 

そういった人達はある日突然解雇され新しい仕事も見つからず失業手当も切れ苦しむ。

 

アメリカ国民の約6人に1人、4850万人が貧困層そのうち1610万人が子供。

正に中産階級はアメリカの絶滅危惧種。と言う観点から見てもですね、本作の様に中産階級以下の低所得者層は死ぬしか無いって事になります。

資格もあるのに最低賃金も稼げない。空腹を味合わないように血液を売る。

72時間以内の退去勧告がいつ来るかビクビクする。

退去勧告がきた途端に浮浪者になる事をアメリカ人は知っている。

そうするとアメリカの仕組みの一つフードバンクが活躍される。

だが利用者は今まで助けを必要としない人たち(中産階級)が呆然実質の様に来はじめる。

今までフードバンクに援助していた人たちがフードバンクを命綱にしている皮肉な日常が現れる。

全米のフードバンクの55%が需要に対応しきれない。

てかチェック機能が働かない資本主義と言うものは残酷なもので資本主義は常に最小のコストで最大の利益を求めるから飢餓者が続出する。

またアメリカ政府にはその暴走を抑制し偏りを無くす義務があるのにも関わらず怠らない。

 

いよいよ庶民は身を守れ無くなり犯罪が始まる。

支援制度を強化し弱い人々を切り捨てない様にしない限りヘイトクライムやロビー活動は無くならない。

全米の公立学校ではホームレスの生徒の数が100万人も超えているのにアメリカは報道すらしない。

アメリカでは富裕層が儲けるほど雇用が生まれ国民全体の生活水準が底上げされる、だから富裕層を優遇することで富が全体に行き渡ると思いがちだが、そんなことは金持ち連中の幻想で当然そんなに都合よく行かない。

金持ちがより金持ちになるだけのルールです。

そんで社会保障の9割以上が高齢者や障害者そして勤労者世帯に給付される為、若い人々は差別感を味わう。

これまた暴動に繋がる。

そして持続的に不安が続く。

今の支援制度は穴だらけってのが分かる。基準が厳しくかなり貧しくなければ支援の対象にならない。これが世に言う貧困のスパイラルだと思う。

早急に見直していく必要があるし、それを支援するのは富裕層の役目だと感じる。私個人の意見ですが…

 

アメリカの通商政策は大企業の利益しか考えていない。労働者の立場が弱い外国に工場を作って製品を量産する。

それを有利に進めるための政策づくりはするのに…。

そうした国では安い賃金で労働者を扱う。

これ言い換えれば資本主義の集大でもある。

予算の使い方がお粗末にも程がある。

だからトランプの様な大統領が現れ言わえるブルーカラーの層の人々に支持された。

正直差別とかは一昔前の問題で、今は格差社会、富の格差が最も問題だと思う。

 

人種に対して差別されても生きてはいけるが金が無きゃ死ぬしかない。

過去のアメリカの貧困映画を観ても分かる様に最も恵まれた国は資本主義の幻想ってのが分かる。

今回、ムーンライトを観て改めてアメリカの現状を見直して思った感想が上記の事とアメリカの貧困を取材したドキュメントを見て頭に記憶したものだ。

ただ完璧正しい人間なんていないので僕のロジックが正しいと言うわけではない。

 

ムーンライト自体は一生懸命作っていたので良かったけども、オスカー受賞はあり得ない!何故ならアメリカらしさが微塵もなかったからだ。

アカデミー賞のいいところを言うならば、アメリカ人が選ぶ作品らしさ…つまり評論家などが好む社会派や実験的な作品では無く、誰もが見て笑えて楽しい言わば万人受けする映画が少し前までは受賞していた。だが、近年のアカデミー賞は三大映画祭が好む社会派などの作品を受賞させてる傾向にある。これはアメリカの黒人俳優サミュエルLジャクソンもムーンライトはアカデミー賞の釣り餌とインタビューかなんかで答えていた。

ネポティズムを逆に使った結果だと感じた。

基本アメリカ映画の受賞を決める基準は無く縁故主義言わゆるネポティズムでなりたっているものです。  これも私個人の意見です。

 

まぁー今年のアカデミー賞は誰がみても現政権をリベラル派のハリウッドスターが牽制する形で映画選びをしてました。

外国語映画賞もイラン作品でしたし…(セールスマン)

私が、何故アカデミー賞縁故主義、水面下で陰謀が動いていると言うとですね、 

皆さん、過去のアカデミー賞を受賞した黒人俳優たちの役柄に注目して見てください。

 

 

アカデミー賞で初めてアフリカ系アメリカ人として受賞した女優は1939年風と共に去りぬハティ・マクダニエルです。

 

 

彼女は助演女優賞を受賞しました。

役柄は?白人に使えるメイド役でした。

メイドは黒人からすれば屈辱的な立ち位置になります。またステレオタイプな黒人とされます。

また風と共に去りぬの授賞式ではハティ・マクダニエルは野次を飛ばされ作品のエンドクレジットには名前すら載っていません。当時公開されたフィルムのみの話ですが…

ここまで嫌うなら最初から授賞なんかさせるな!と私なんか思います。

 

最近ニュースで風と共に去りぬは差別的だと一部州では上映を禁止するなど、リベラル派が騒いでいますが、アメリカは人種差別の国です。

差別はやめようなんて立て前の話です。

 

続いて1963年、野のユリで黒人として初めて主演男優賞を受賞したシドニーポワチェ。

彼の役柄は放浪する青年。2013年の黒人監督リーダニエルズが撮ったフォレストウィテカー主演「大統領の執事の涙」と言う作品にも一部描かれていましたが、ブラックパンサーに入った黒人青年が執事の父親に向かってシドニーポワチェは白人が好む役者だと言い馬鹿にするシーンがあり、父親に打たれる場面がありますが、シドニーポワチェを野のユリでアカデミー賞を受賞させた狙いの1つに白人のお気に入りの黒人を描いた役と、なんといっても1963年と言えば遥か彼方のアジアでアメリカは共産主義封じの為、大戦争を起こしていました。

皆さんもご存知ベトナム戦争です。

60年代のアメリカは激動の時代と言われ、この時代は国外ではベトナム戦争問題、国内では人種差別問題を抱えていました。

キング牧師マルコムXを始めとする黒人勢力と白人警官による衝突、暴動は日常茶飯事でした。

そういった中でシドニーポワチェが野のユリでアカデミー賞を受賞しました。

これは当時の差別撤廃に暴動化した黒人や一部白人や教会牧師などの鎮圧、、とまではいかないもののアメリカ映画関係者たちが、少しでも差別を薄める為に、黒人を受賞させたと言えるんじゃないでしょうか。

 

そして次に黒人でアカデミー賞受賞した俳優は

 「愛と青春の旅立ち」で海軍士官学校の厳しい訓練を行う鬼教官を演じたルイス・ゴセット・ジュニアである。

本作で助演男優賞を受賞したルイスは愛と青春の旅立ちで白人見習い兵士に罵声を浴びせ、プールでの訓練では溺らせてしまうほど鬼教官を演じ受賞している。これまた黒人へのイメージを下げる、悪くする受賞結果になっている。

 

 続いてアカデミー賞を受賞した黒人俳優は1989年の南部戦争を描いたグローリーで奴隷役を演じたデンゼルワシントンがアカデミー賞助演男優賞を受賞している。

本作の受賞結果も奴隷と言う黒人のイメージを下げるまた黒人が屈辱を味わう役柄、ステレオタイプな黒人で受賞となっている。

 

そして次にアカデミー賞受賞した黒人は1990年デミ・ムーア主演のゴーストと言う作品で、インチキ占い師を演じたウーピー・ゴールドバーグ助演女優賞を受賞している! 

本作もインチキ占い師と言うマイナスなイメージに加えウーピー演じる占い師が馬鹿っぽく描かれています。要するに典型的なアフリカ系の人が白人を騙し金儲けをしていると言う事情を背景に受賞させている様に感じます。

 

続いてアカデミー賞受賞した黒人はトムクルーズ主演の1996年の映画ザ エージェントで落ち目のアメフト選手を演じたキューバグッディングJrが助演男優賞を受賞している。これも落ちぶれた選手と言うアメリカでは良いイメージを持たない役柄で受賞結果となっている。

 

続いて黒人がアカデミー賞受賞した作品は 2001年公開のトレーニングデイで悪徳警官を演じたデンゼルワシントンと同じく育児放棄をしつつ自分の息子を事故で死なせ、助けられなかったステレオタイプな相対的貧困の黒人女性を描いたチョコレートと言う作品で同年度ハル・ベリーも受賞となっている!

この年はアフリカ系アメリカ人が主演でオスカーを受賞している唯一の年代です。

どちらの役もこれまた黒人に対してマイナスなイメージを与える受賞結果となっている。デンゼルワシントンに至っては前作ザ ハリケーンと言う実在したルービンカーターと言うボクシング選手を演じた作品でもアカデミー賞ノミネートされているが、こちらは冤罪の罪で不当に捕まった黒人ボクサーが裁判で逆転し冤罪を晴らすまさに正義のヒーロー的な物語だが、こちらでは受賞せずに翌年のトレーニングデイと言う悪徳警官で受賞させている。

 

そして次に黒人が受賞しているのは世界的有名なジャズアーティスト、レイチャールズを演じたジェイミーフォックスです。

2000年のアカデミー賞ではジェイミー・フォックスとミリオンダラーベイビーで落ち目のボクサーコーチを演じたモーガン・フリーマンだ。レイチャールズを演じたジェイミー・フォックスに関してはレイチャールズは世界的に偉大な存在だがプライベートは傲慢でとてもひどい人間とされている。それを演じたジェイミー・フォックスが受賞している。この2作品に対しても黒人のイメージが下がるような要素がある。ちなみにこの年は最もアフリカ系アメリカ人がノミネートしたとされている!  

 

そして次に受賞になった黒人俳優は2006年のラストキングオブスコットランドでアミン大統領を演じたフォレスト・ウィテカーと黒人グループ、スプリームスの半生を描いたドリームガールズのジェニファーハドソンが受賞となっている! 

 この2作品も黒人のイメージを下げる内容となっている。まずラストキングオブスコットランドのアミン大統領は民族を次から次えと殺していく極悪非道な人間。そしてドリームガールズでは傍若無人な役柄で受賞。一部黒人層に見受けられる女性を描いている。

 

そして次に黒人が受賞しているのは 2009年にリーダニエルズが監督したプレシャスと言う映画で暴力を振るうダメ母親を演じたモニークとなっている。本作を見ればわかるが母が娘に対して凄まじい虐待をしているシーンが沢山出て来ます。これまた黒人をマイナスに位置づける役柄で受賞となっている! 

 

そして次に黒人が受賞しているのが2012年製作のエマ・ストーン主演のヘルプ心がつなぐストーリーで白人のメイド役を演じたオクタヴィア・スペンサー助演女優賞を受賞している。

 本作も風と共に去りぬ同様にステレオタイプな黒人女性メイド役で受賞している。これも黒人のイメージを下げる! 

 

そして続いてアカデミー賞受賞した黒人は2013年プランB製作のそれでも夜は明けるで奴隷役を演じたルピタニョンゴが受賞となっている。本作も黒人のイメージを下げる奴隷役で受賞となっている。またステレオタイプな黒人役で受賞。

そして次に黒人がアカデミー賞受賞したのは2016年製作のLG BT映画ムーンライトで売人役を演じたマハーシャルアリとデンゼルワシントン監督が手がけたフェンスで、ずっと夫の態度に不満を持ちながら長年、我慢し続けた哀れな嫁役を演じたヴィオラデイビス助演女優賞を受賞している。

本作たちも黒人のステレオタイプを描いていていい生活をするために悪とされる薬の売人役を演じたアリが受賞。だが、正直フェンスで助演女優賞受賞したヴィオラデイビスに関してはさほどマイナスなイメージは無いものの黒人の女性に多く見受けられる夫に対しての不満を我慢し耐え抜き、それに疲労する典型的な貧困層黒人女性を描いているが然程マイナスなイメージはないと思う。

 

今のところ黒人が受賞している状況結果です! 

ブラックムービーや歴史映画を鑑賞して思ったあくまでも個人的な意見になりますので全て鵜呑みにはしないでください。

 

 

 

 

 

権威あるアワードで本作の様な少数派(人種、ゲイ等)を扱ったムーンライトを絶賛するなら少なくとも高所得者であるアカデミー会員たちはもっと低所得者層にコミットメントするべきだと思う。今の世の中はパレート効率的で全然改善されてない。

 

 

アメリカの労働者の4人に1人以上が時給10ドルに届かない生活をしている。

4人家族の場合その家庭は貧困層とみなされる。都市部で子供2人と最低限の暮らしを持続するには時給21ドル以上が必要とされる中でスター達がいい作品だったと拍手喝采している姿は滑稽でしかない。

 

 

先ほども言ったが少なくてもアカデミー会員と言う人たちは高所得者であり低所得者層ではない。

そういった彼らがアカデミー賞の最高賞と言われるオスカー像を与えるのなら、受賞させるからにはきちんと責任を持って低所得者層にコミットするべきだと私は思う!

今年のカンヌ国際映画祭でイギリスの監督ケンローチの作品  …私はダニエルブレイクがカンヌ国際映画祭で最高賞とされるパルムドール大賞を受賞した。

 

本作も低所得者層を描いているが、こういった作品が近年では次から次えと受賞していく!

現状は全く改善されないのに。

これに私は少し違和感を感じる! 

ローチがカンヌの受賞スピーチでとてもいいことを言っていたのが個人的に幸だった! YouTubeなどで映像が見れるのでぜひスピーチを聞くといいと思います。

 

昔あるフリーランスのカメラマンが世界に向けてこう言いはなった言葉がある。

 

なぜ世界の人々は私が撮る写真を絶賛するのだろうか?私が撮影したこの写真はとても残酷なものだ。なのになぜ世界の人々はこの写真を素晴らしいと絶賛するのだろうか? 

それは1994年ピューリッツァー賞受賞したフリーランスのカメラマン、ケビンカーターの言葉である!

彼はアフリカ スーダン近郊でハゲワシに食われそうになっている餓死寸前の少女の写真を撮って世界を驚愕させた。

 

その写真のタイトルはハゲワシと少女と名付けられた。

 

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後に彼は世界から非難もされた。なぜ少女を助けずにこんな酷い写真を撮り続けられたのかと…

 

でも少女は普通に生きています。

 

 

 

そして彼はバンバンクラブと言うフリーランスのカメラマンたちが集まるグループに所属していて、

その中で1番慕っていた兄貴的存在の男性が銃撃戦に巻き込まれ死亡し彼は世界から非難されるのにも疲れ、親友をなくしたと言う現実を受け入れられずにヨハネスブルグ郊外で排気ガス自殺をした。

 

バンバンクラブと言うライアン・フィリップ主演の映画があるので、気になる方はぜひ鑑賞をお勧めする。

 

要するに残酷なテーマを取り扱った芸術、映画で言うならば第7の芸術などで世界に訴えるのはとても良い方法だが、それとかけ離れた人たちが絶賛し何かの賞を贈呈するって言うのが僕にはどうしても理解できないと言うより違和感を感じてしまう!

ケビンカーターもそう言う感情になったのだろうと思う。

 

ただ最高賞を受賞した映画は少くなくても、多くの人に見てもらえる機会が増える事は事実で、いい面もあるがやはり受賞させたからにはきちんと彼らにもコミットメントをしていってもらいたいなぁと私は思う。

 

 

ここで映画を通して僕が思うアメリカの現実、思想、企みを伝えます。

 


まずメディアは中立な立場を失ってる。

これはわが国日本でも大いにあることだ!特に日本では反日売国がある。

アメリカはいつの時代でも2極化している社会だ。

主に赤い州 =共和党主義者

青い州 =民主党主義者

といった様に二極化するアメリカ社会…がある。


多くの映画を見ていると、家族とは政治の話をしない模様を描いているシーンが多く見られる。

その理由は悲惨なことになると本人たちがわかっているからだと思う。
そしてアメリカの政治映画や歴史映画を見ていると共和党のイメージはゲイ殺しや暴力主義者が、多く見受けられる。
また民主党はとことん裕福に見える。


沿岸部 対 内陸部の戦いと言ってもいいくらいだ。
中西部と沿岸部では全くもって異なる思想がある。

同じ国とは思えないと思っているアメリカ人が多くいるのは事実でそれは社会派映画を見るとよくわかる。

中西部は神や家庭、道徳を遥かに重んじる傾向にある。
キリスト教なら共和党に票を入れるべきだなどよく映画のセリフで耳にする。
分裂の要因として無視できないのが人種だ。
この国とは切っても切れない問題です。

 

民主主義を讃えながら心の奥深くでは反民主主義を唱えている様な感じがしてならない。

それが葛藤を引き起こす…

アメリカはその堂々巡りから抜け出せない状態にある。

もう1つ言うなら経済格差がある。


収入格差で分裂がおきるのは誰でもわかることだ。
金持ちは共和党を。貧乏人は民主党を支持する。
アメリカは実に様々なテーマで二極化している。
犯罪件数、収入、株式保有、寄付金額、住宅事情、住民構成、婚姻など。

今やリベラルと保守派が睨む合う国になってしまっている。菲不満が溜まる。

そしてこれは日本でも同じことだが、今の情報を全てメディアが流してるディベートしか観てない。実際にアメリカの半分以上の国民が言っている。
意見の違う相手に敬意を払わないで、話を聞かず一方的に汚い言葉で罵る、これがアメリカの実態。日本も同じだ。

だか日本の右翼左翼は世界とは異なり、日本の場合は反日売国、日本を中国に取り込もうとする勢力が働く。



キリスト教右派の貧しい者をいたわると言う教えがアメリカの聖書には3千も記載されてる。
聖書には病人や高齢者や親を失った子供をいたわれとありますが、今のアメリカ人は皆んなで軽視してる。


でもそれは何故?自分に余裕が無いからだと思う。
ここ最近は宗教を使ったあからさまな対応がある。
世界のメディアの中心地ニューヨーク。
メディアの依存度はニューヨークは一番。
メディアは地球上で最も力があるもの!
左派の人たちはCNNを信じ切ってる。
ネガティヴキャンペーンを起こし無党派層に選挙投票をいかさせないようにする。

アメリカにおいては民主党議員はいつも拳銃なので狙われる!

 

 

最後に私が大好きな青春映画でデトロイトメタルシティーと言うエドワード・ファーロング主演の青春ロックムービーがあるのだが実は舞台のデトロイトは破産しているのだ!これは少し前に日本でもニュースになったので多くの人が知っているとは思う。


デトロイトは破産した街になった。その1番の要因はオバマケアだ。


デトロイトの失業率は40%と言われている。
4割の電柱が真っ暗の状態だったりする。

これはアメリカのドキュメンタリー映画を見たときに知った。


工場の多くがデトロイトから外に出てしまったからデトロイトでは仕事がなくなり貧困が増えた。

デトロイトの街並みは捨てられた建物が目立つ。
この街の実に9割が空き家だと言う。
ダウンタウンを中心にあるデトロイト!

8マイルロードと言う大きな道路がある。

 

これはエミネム主演の8マイルも舞台になっている。

そのマイルは豊かさと貧困を分ける境界線と言われている!

 

デトロイトから富裕層がみんな出て行ってしまったから。

 

だから中古車のお店で大量の盗難が発生したりする。

 


ほんのほんの数メートル離れたスーパーマーケットでも事件が起きていたりする。
8マイルロードの内側は危険になって行く。
黒人やヒスパニック系が9割残る。



全米で最も惨めな街と言われているデトロイト!街のあちこちには落書きがしてある。

 

その落書きには平和希望、子供を養いたいなどの苦痛の思いが描き出されている。

 

ブラックムービーを見ればすぐにわかることだ。

ニューヨークはブルックリン、ロサンゼルスはサウスセントラルとスラム街を描いた黒人映画は山のようにある。

 

 

デトロイトの子供たちが貧しさでほとんど学校に行けてない人がたくさんいる!なので若者の方々がボランティアで社会へ立派に出れるように色々と教えてあげている多くが黒人である。
何が言いたいかと言うと貧困層が貧困を救う世の中にアメリカはなっていっていると言うのがありとあらゆる映画から伝わってくる。

 

長々と書きましたが、ほんとに心の底からこんな状態になっているのかと思わせられる様な作品には賞を取ってもらいたくは無い。先ほども言ったが観客が賞を決めるのなら私は全然納得できる。

 

もちろん芸術性の高い作品に関しては映画にたけている特別審査員数名が受賞を選ぶのが1番いいとは思っている。

 

なのでムーンライトを鑑賞して、つまらなかったと言う人も楽しかったと言う人も、今一度こういった現状があると言うのを知った上で再鑑賞をお願いします。

 

ムーンライトはとても素晴らしい作品です。

 

 

 

END